お鍋

特別食べる事に興味かない私は

作る事にも興味があるわけもなく

結婚して、料理は本を片手に

子どもか生まれてからは『育児に忙しい』と逃げる口実を得たかのようにキッチンに立たなくなった。

『料理の上手い旦那さまに出会えて幸せ〜』と

毎日繰り返した。

お惣菜を買ってきて並べるのは得意

運動会には、重箱片手にスーパーのお惣菜コーナーへお願いした。

3番目が生まれ

上の子たちと違い病弱

厳しいが診立てはちゃんとしている病院を聞きつけ受診

『子どもの体調不良はお母さんのせいですよ』

厳しく喝!

料理上手なママ友へ連絡

そこからスタートした料理

高価なお鍋セットを購入

約20万円のセット

元を取らねば

料理を教えてもらう為にお友達のお家に通った。

あれから6年

小学校入学前に購入したお鍋

現在6年生の病弱だった娘は

入学以来一度も休んだ事がない。

今では、ケーキやピザ・パンも作れる。

高価な買い物に文句ひとつ言わなかった主人は

『料理の出来る妻で僕は幸せだよ』と

正確には

〝料理が出来るようになった妻〟である。

外食をしなくなり、健康になり

高価なお鍋は、毎日使われ

さぞかし幸せだと思う。

1番は

そうそう

私。

娘の

『お母さんの作るケーキ美味しいよ』

お友達に自慢する顔を見る幸せまでやってきた!